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エアコンフィルター交換 | 車内の花粉症対策

BOSCHアエリストフリーAF-T02

もし花粉症でお悩みでしたら、車内の花粉症対策としてエアコンフィルターの交換をお勧めします。特に「高機能タイプ」と呼ばれるエアコンフィルターへ交換することで、エアコンを通して車内へ入り込む花粉を大幅に取り除く効果が期待できます。今回は自動車用のエアコンフィルターの交換方法について紹介します。

自動車用エアコンフィルターとは?

BOSCHアエリストフリーAF-T02

自動車用エアコンフィルターとは、エアコンやヒーター使用時に車外から車内へ取り入れる空気を綺麗にするためのフィルターです。新車時に装着されているエアコンフィルターは、フィルターの目が粗く、エアコンユニット内へ落ち葉など大きなゴミの侵入を防ぐ程度のフィルターなので、砂や埃や虫などの小さなゴミは通してしまいます。すると入り込んだ小さなゴミがエアコンユニット内部に溜まり、これらがエアコン使用時にカビ臭など嫌な臭いの原因になります。

一方で「ボッシュ」や「デンソー」といったメーカーから販売されている「高機能タイプ」と呼ばれるエアコンフィルターは、フィルターの目がとても細かく、砂や埃など小さなゴミの侵入を防ぐので、エアコンユニット内部を清潔に保つことができます。エアコンからの臭いが気になるときは、エアコンフィルターの交換をお勧めします。

花粉症対策としてもエアコンフィルター交換は効果的

高機能タイプのエアコンフィルターは花粉を通さないので、車内へ花粉の侵入を防ぐ効果が期待できます。春先1~3月頃になると花粉が飛び始めるので、花粉症で悩んでいる方には辛い季節ですが、花粉を取り除ける高機能タイプのエアコンフィルターへ交換することで、車内の環境が大幅に改善されることが期待できます。花粉症の方には、特に花粉症対策としてエアコンフィルターの交換をお勧めします。

エアコンフィルターを交換するメリット

汚れたエアコンフィルター

本来エアコンフィルターは、エアコンユニット内部へ落ち葉などの大きなゴミが入り込むことを防ぐ目的で取り付けられていますが、エアコンフィルターを「高機能タイプ」のフィルターへ交換することで、いくつかの効果が期待できます。

フィルターが花粉を通さないので花粉症対策として効果的。

高機能タイプのエアコンフィルターは、フィルターの集塵力が高いので小さなゴミも逃さず取り除き、車内へ取り込む空気を浄化します。特に通勤快速ハリアー号で使っている 「BOSCH」のエアコンフィルター『アエリスト』は、99%の花粉を除去する浄化力があるとされており、花粉症で悩まれている方の車内環境を改善する方法として、エアコンフィルターの交換は効果が期待できます。

排気ガスなど車外から入り込む臭いを脱臭できる。

大型車のディーゼルエンジンから排出される排気ガスが車内へ入り込むと、ディーゼルエンジン特有の鼻につく臭いがしますし、健康にも良くありません。高機能タイプのエアコンフィルターは、脱臭効果があるフィルターが使われているので、排気ガスの臭いを取り除くことができます。

微細なゴミの侵入を防ぐことで、カビ臭の発生を抑えられる。

純正のエアコンフィルターに比べてフィルターの集塵力が高いので、落ち葉や砂、埃、虫の死骸や動物の毛など、細かなゴミの侵入を防ぎます。このようなゴミがエアコンユニットへ入り込むと、エアコンから生じる水分を吸収して腐敗し、カビ臭などの原因となるので車内は衛生的とは言えません。エアコンを作動させた時に生じる悪臭の発生予防に効果が期待できます。

花粉症対策として効果的なエアコンフィルター交換

ケースへ取り付けたエアコンフィルター

高機能タイプのエアコンフィルターは、ボッシュ(BOSCH)のアエリスト(Aeristo)シリーズ。 もしくはデンソー(DENSO)のクリーンエアフィルター何れかが実質的な選択肢となります。以前、デンソーの『クリーンエアフィルター』を使用したことがありますが、脱臭に関して効果が感じられなかったので、それ以降、通勤快速ハリアー号ではボッシュの『アエリスト』抗菌・脱臭タイプを使い続けています。

通勤快速ハリアー号で使用しているエアコンフィルターはBOSCHアエリスト

アエリストパッケージ表
アエリストパッケージ裏
  1. メーカー | ボッシュ (BOSCH)
  2. 製品名 | アエリスト (Aeristo) 抗菌・脱臭タイプ
  3. 製品の特徴 | 花粉除去・埃除去・菌やカビの繁殖抑制・脱臭
  4. 型番 | AF-T02(トヨタ用)
  5. 対応純正品番 | 87139-32010・87139-47010
  6. 価格 | 1,800円前後(消費税込)

現在、通勤快速ハリアー号は、ボッシュ(BOSCH)の国産車用エアコンフィルター『アエリスト』(抗菌・脱臭タイプ)を使用しています。型番はAF-T02。ハリアーの他にも、ヴォクシー、エスティマ、ノア、アルファード、プリウスなどと共通のエアコンフィルターです。購入の際には、ボッシュエアコンフィルター車種別適合表に従い、年式、車両型式をご確認のうえお買い求め下さい。

ボッシュのエアコンフィルターには、機能別に3つのラインナップがあります。通勤快速ハリアー号で使用している『抗菌・脱臭タイプ』は中間に位置する製品です。上位製品として、「抗ウイルス」「アレル物質抑制機能」を高めた『抗ウイルスタイプ』があります。価格はやや上がりますが説明書きには、フィルターに付着したウイルスの活動を抑制する働きがあり、また花粉やホコリだけではなく、微小粒子『PM2.5』の除去効果もあるとされています。効果を体感できる程の差はないと思いますが、花粉症に加えアレルギー体質の方や、小さなお子さんがいらっしゃる方は『抗ウイルスタイプ』のエアコンフィルターが最も安心・安全です。

一方、下位製品の『高集塵タイプ』は、脱臭効果すらないようなので、純正互換品と捉えていいでしょう。花粉症対策としての効果は期待できそうにありません。

エアコンフィルターの交換手順

ここからはエアコンフィルターの取り外しと交換方法を紹介します。エアコンフィルターは工具を使うことなく、とても簡単に交換できます。取り外しと交換に要する時間も5~10分ほどで終わります。トヨタディーラーやカー用品店で交換してもらうこともできますが、工賃を払ってまで依頼するほど難しい作業ではありません。またエアコンフィルター自体も、ディーラーやカー用品店で購入するととても高いので、通販がお勧めです。私はいつも楽天で購入して自ら交換しています。

ここから写真と共に交換方法を説明しますので、ぜひご自身での交換にチャレンジしてみて下さい。

1.グローブボックス内の荷物を取り出す

グローブボックス内の荷物を取り出す

ハリアーのエアコンフィルターは、助手席のグローブボックスの奥に設置されています。ハリアーに限らずトヨタ車全般、また他のメーカーの車両も同じような場所にエアコンフィルターが設置されていると思いますので、事前に設置場所を確認して下さい。またエアコンフィルターが設置されていない車種もあるのでご注意下さい。

さて話をハリアーへ戻します。グローブボックスの奥にあるフィルターを交換するために、グローブボックスを通常の全開位置よりさらに大きく開かせます。そのためグローブボックス内に荷物があると、中の荷物がこぼれ落ちてしまうので、まず作業前にグローブボックス内の車検証や荷物を全て取り出しておきます。

2.グローブボックスのストッパーを取り外す

グローブボックスのストッパーを取り外す

グローブボックス内側の上部左右2ヶ所に写真のような「ツマミ」があります。このツマミは、グローブボックスを開けたときのストッパーになっているので、 このツマミを引き抜けばグローブボックスを更に下まで開くことができます。

ストッパーは、ツマミをつまんで90度回転させると引き抜くことができます。ただしこのツマミは硬いので、回すのに力を使います。女性の力ではチョッと無理かも。何回か外しているうちに多少回しやすくなりますが、新車や普段交換していない車両は硬いと思います。硬い時は写真のように、プライヤーを使うと簡単に回せます。

このツマミを外すときの注意点が一つあります。それは外すときの回転方向が左右で違うこと。運転席側(車両前方へ向かって右側)は、時計回し(右回転)。 助手席ドア側(車両前方へ向かって左側)は、反時計時計回し(左回転)。それぞれ90度回すと引き抜けます。

3.エアコンフィルター交換時のグローブボックス位置

エアコンフィルター交換時のグローブボックス位置

左右2ヶ所のストッパーを取り外すと、上の写真のようにグローブボックスが通常の位置よりさらに大きく開きます。これでエアコンフィルターが交換できます。

4.エアコンフィルターを引き出す

エアコンフィルターを引き出す

グローブボックスが大きく開いたら、ダッシュボードの奥を覗き込みます。するとエアコンフィルターを固定している白い樹脂製のケースが見えるので、ケースの左右の隙間に指を添えて、手前にまっすぐ引き抜きます。強く固定されていないので、簡単に引き抜くことができます。

エアコンフィルターの上に落ち葉が堆積している可能性があるので、ケースを引き抜くときは、ゆっくり様子を見ながら引き抜いて下さい。ガサガサ音がするときは要注意です。

5.取り出したエアコンフィルターの様子

取り出したエアコンフィルターの様子

こちらが実際に通勤快速ハリアー号から取り出したエアコンフィルターです。駐車場周辺は木が立ち並んでいるので、その葉が入り込んだのでしょう。また学校のグラウンドが近いので、風が強い日は車全体が砂だらけになります。その影響もあり、エアコンフィルターへ砂も溜まっています。屋根がある場所へ駐車していれば、ここまで汚れることはないでしょう。駐車環境によりますね。

エアコンフィルターの汚れ具合

フィルターのヒダの部分を広げてみると、砂や植物の種?、動物の毛、虫などがビッシリ詰まっています。写真では分かりにくいのですが、フィルターの中央部分は、ススのような汚れで黒ずんでいます。この汚れたフィルターを通ってきた空気を吸っていると思うと、ぞっとします。見てしまうと交換せずにはいられません。とても健康的とは言えないので定期的な交換をお勧めします。

エアコンフィルター交換時の注意事項

エアコンフィルター取り付け方向

エアコンフィルターの交換は樹脂ケースへ嵌めるだけなので、交換作業はとても簡単ですが、エアコンフィルターには取り付け向きがあるので注意して下さい。

高機能タイプのエアコンフィルターでは、空気を流す向きが決まっています。ボッシュでは上の写真のように、エアコンフィルターの側面に「AIR FLOW」と、矢印で空気を流す向きが示されています。 車体内部のエアコンユニットは、上から下へ向かって外気が流れるので、矢印が下を向くようにエアコンフィルターを樹脂ケースへ取り付けます。ここだけ注意が必要です。

樹脂ケースへ新しいエアコンフィルターをはめ込んだら、エアコンユニットへエアコンフィルターを取り付けて、グローブボックスを元に戻せば終了です。慣れれば作業時間は10分も掛からないでしょう。

エアコンフィルター交換後の感想

私は花粉症がそれほどひどくないので、はっきりとした違いは分かりにくいのですが、フィルターを日差しにかざしても光が殆ど通らないほど、純正とは全く異なるフィルターが使われているので、花粉症対策として十分効果が期待できるはずです。

通勤快速ハリアー号は、高機能タイプのエアコンフィルターを定期的に交換しているので、新車購入後10年以上経ちますが、エアコンからの臭いは感じません。エアコンフィルターを交換しないと、汚れたフィルターを通った空気を吸うことになるので、定期的な交換をお勧めします。

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