ハリアーへVTRアダプターを取り付ける方法

VTRアダプタ

スマートフォンへ保存した音楽をハリアーのスピーカーから流したり、地デジチューナーを取り付けるなど、外部機器をハリアーの純正オーディオへ接続するために必要なケーブルがVTRアダプターです。ハリアーへVTRアダプターを取り付けることで、様々な外部機器を純正オーディオへ繋ぐことができます。今回は車内の楽しみを広げるVTRアダプターの接続方法について紹介します。

VTRアダプターとは?

そもそもVTRアダプターをご存知ない方もいらっしゃるでしょう。VTRアダプターとは、純正オーディオに外部機器を接続するための入力端子が付いたケーブルです。VTRアダプターを純正オーディオへ取り付けることで、様々な外部機器の映像や音声を純正オーディオから流すことができるようになります。例えば地デジチューナーの映像をハリアーのモニター画面へ映したり、スマートフォンの音楽をハリアーのスピーカーから流すこともできます。

一般的な映像家電(テレビやブルーレイレコーダーなど)は、入力端子や出力端子は当たり前に備わっていますが、純正カーオーディオにはそのような外部入力端子がありません(コスト削減のため?)。ただしHDMIやRCAではなく、独自規格の端子(コネクタ)が用意されていて、その端子と一般的な音声・映像端子との変換ケーブルがVTRアダプターというわけです。

VTRアダプターがあるとハリアーへ接続できる機器

iPhoneなどスマートフォンの音楽を聴く

スマホの音楽をカーオーディオで聴く

iPhoneなどスマートフォンへ保存した音楽をハリアーのオーディオで聴くことができます。一般的には、トランスミッター(別途購入)とスマートフォンをブルートゥースで繋ぎ、トランスミッターとカーオーディオの間はFMラジオを使う方法が一般的ですが、VTRアダプターを使ってトランスミッターとカーオーディオを有線接続すると、ノイズが入ることなく高音質で音楽を楽しめます。

地上デジタルチューナーを取り付けてテレビを見る

地デジチューナー接続

二世代目ハリアーのテレビチューナーはアナログチューナーなので、残念ながら現在テレビを見ることはできませんが、VTRアダプターと地デジチューナーを取り付けることで地デジを見ることができます。EMV(エレクトロマルチビジョン)のモニターがハイビジョンではないので、地デジ本来の画質で見ることはできませんが、音声は高音質で楽しめます。

ハリアーへ取り付けたVTRアダプター

ハリアーへ取り付けたVTRアダプタ

通勤快速ハリアー号へ取り付けたVTRアダプターは、楽天ショップ『通信プラザ』で購入したVTRアダプターで型番は、ADP-10です。購入した当時は、電線長1mのADP-10しか無かったので、延長ケーブルを別途購入して運転席シート下までケーブルを伸ばしましたが、現在では電線長2mのADP-10-2が販売されているので、こちらを購入すればケーブルを延長することなく、運転席シート下までケーブルを引くことができそうです。

ただしあまり余裕がないと思うので、余裕を持たせたい場合や、フロアカーペットの下へ電線を隠して綺麗に通したい場合。助手席シート下まで電線を引くのであれば、電線長5mのADP-10-5がお勧めです。

お勧めはRCA端子のVTRアダプター

VTRアダプターはいくつかのメーカーから販売されていますが、メーカーによっては音声の端子がステレオミニプラグのものがあります。地デジチューナーの音声出力はRCA端子になっていることが多いので、地デジチューナーの取り付けや汎用的に使うのであればRCA端子のVTRアダプターがお勧めです。

私が購入したショップ

VTRアダプター取り付け作業手順

VTRアダプターは、ハリアーの純正アナログテレビチューナーへ取り付けます。アナログテレビチューナーには、VTRアダプターを取り付けるコネクタが用意されていますので、そのコネクタへ購入したVTRアダプターを差し込むだけです。

アナログテレビチューナーの設置場所は、ナビの種類によって異なるようです。通勤快速ハリアー号は、マイナーチェンジ前のDVDナビなので、テレビチューナーはラゲッジルームのデッキアンダートレイの奥と言いますか、リヤシートの後方、ちょうど真ん中の席の、お尻の下あたりに設置されています。マイナーチェンジ後、ナビはHDDへと変わり、その際にテレビチューナーの設置場所も変わったようなので、実車にて確認して下さい。

荷物の取り出しとラゲッジルームトノカバーの取り外し

ラゲッジルームトノカバーの取り外し

VTRアダプターの取り付けは、主にラゲッジルームで行うので、積んである荷物を出したり、トノカバーを外すと作業がしやすいです。

リヤシートの背もたれを起こす

リヤシートの背もたれをお起こす

まずリヤシートを前方へスライドさせたのち、リヤシートの背もたれを垂直から、やや前方へ倒す程度に起こします。全て倒してしまうと、シートの座面が後方へ移動してしまい作業がやりにくくなるので、ほぼ垂直程度がいいです。

ラゲッジ床面のボードを取り外す

ラゲッジ床面ボード取り外し

ラゲッジスペースのリヤシートに近い部分のカーペットをめくり上げます。この部分はボードにラゲッジのカーペットが被せてあり、床面に対してクリップで固定されています。

まずホイールハウスの脇の部分は、マジックテープで固定されているだけなので簡単に剥がせます。次にリヤシート側から床面のボードを引き上げるとカーペットをめくり上げることができます。

アナログテレビチューナーの取り付け位置確認

アナログテレビチューナー

ボードをめくり上げると黒い構造部材が現れるので、肉抜きの丸穴から中を覗き込むと、アナログテレビチューナーが確認できます。車両の中央付近、ちょうどアームレスト後方辺りにあります。1DINサイズ程度の大きさで、ケースに「MATUSHITA」の文字が刻印してあります。

車内カーペットを固定しているクリップの取り外し

車内カーペットを固定しているクリップの取り外し

アームレストの真後ろでカーペットを固定している4ヶ所のクリップを抜き取ります。2枚のカーペットが一緒に固定されていて、上の布素材がリヤシートの背面素材。その下のやや厚い生地は、車内のフロアーカーペットです。

エーモン工業の内装はがし

クリップの取り外しは、写真のような内装はがしがあると便利で簡単です。ちなみに私は、エーモンの内張はがし「1425」を使用しています。ポリカーボネイト製なのでパネル類をこじっても傷を付けにくく、一本有ると何かと便利です。配線の引き回しや部品の取り外しなど、意外と活躍頻度の高い工具です。

取り外したクリップ

取り外したクリップがこちら。4ヶ全て同じものです。ご覧の通りクリップは一度外すと爪がボロボロになるので、何度も付けたり外したりを繰り返すと固定力が弱まるので注意して下さい。

VTRアダプターの挿入方向

VTRアダプターの挿入方向

ここからVTRアダプターの取り付け工程です。まずアナログテレビチューナーへ挿入するVTRアダプター側のコネクタの向きですが、コネクタの抜けを防ぐ爪が下向きになります。アナログテレビチューナー側のコネクタの位置は、陰になって直接見ることができないのでこの向きを覚えておきます。

カーペットの切り口からVTRアダプターのケーブルを通す

フロアーカーペットの切り口

室内とラゲッジ下の空間(アナログテレビチューナーが設置されている場所)は、室内側のフロアーカーペットが覆い被さるように仕切られていますが、チューナーに近い部分のカーペットに切り口があるので、この切り口を使うと室内からVTRアダプターのケーブルを通すことができます。

VTRアダプターをアナログテレビチューナーへ取り付ける

VTRアダプターの取り付け方
VTRアダプターの挿入方法

VTRアダプターのコネクタをアナログテレビチューナーへ差し込みます。カーペットと黒い構造部材の間から腕を入れると、アナログテレビチューナーへアクセスできます。チューナー側のコネクタは、車両前方側の側面にあるのでラゲッジルームから覗き込んでも直接見ることはできませんが、指先で探っていると四角い穴があるのが分かるので、コネクタの位置が確認できたら、カチッと爪がかみ合うまで差し込みます。

VTRアダプターの取り付け作業は以上です。あとはクリップでカーペットを固定し直せばラゲッジでの作業は終わりです。

VTRアダプターを室内へ通す

ハリアー車内へ配線したVTRアダプター

最後にVTRアダプターのケーブルを、必要な場所まで配線して終了となります。現在、通勤快速ハリアー号は、地デジチューナーとiPhoneの音楽を聴くためのトランスミッターを運転席シート下へ設置しているので、VTRアダプターのケーブルはラゲッジルームからリヤシートの下へ出して、足元のフロアマットの下を通して、運転席下まで配線しています。

ケーブルはカーペットの下を通さず、フロアマットの下を通しているだけです。本当はカーペットの下を通して、車内から見えないようにしたいところですが、リヤシートを外すなど大掛かりな作業になるので、そこまでの作業は行っていません。室内からはシート下を覗き込まなければ見えないので十分です。

VTRアダプターの接続確認

VTRアダプターが接続できたら、純正オーディオがVTRアダプターを正しく認識しているか確認してみます。確認と言ってもとても簡単です。オーディオのソースをTVにして、EMVの画面へ映るテレビ映像を確認するだけです。

VTRアダプター取り付け前のTV画面

VTRアダプター取り付け前のTV画面

こちらは、VTRアダプター取り付け前のTV画面です。現在、アナログ放送は停波しているので、オーディオのソースをTVにすると、ご覧の通り砂嵐状態になります。この状態で画面を見ると「設定」ボタンの下が空いていますね。その部分に注目します。

VTRアダプター取り付け後のTV画面

VTRアダプター取り付け後のTV画面

こちらが、VTRアダプター取り付け後のTV画面です。「設定」ボタンの下へVTRアダプター取り付け前には無かった「VIDEO」のボタンが追加されました。これでVTRアダプターが正しく取り付けられて、認識されていることが確認できました。この「VIDEO」ボタンは、VTRアダプターをアナログテレビチューナーへ差し込むだけで表示されるようになります。

あとはVTRアダプターへ地デジチューナーなどの外部機器を接続し、画面上の「VIDEO」ボタンをタップすれば、外部機器の映像がEMVに表示され、音声はスピーカーから流れます。

設置した地デジの映像

ちなみに通勤快速ハリアー号は、現在、地デジチューナーを取り付けてあるので画面の「VIDEO」ボタンをタップすると地上デジタル放送が映ります。入力ソースが外部入力へ切り替わると、画面上の「VIDEO」ボタンが黄緑色に変わります。

この状態で、オーディオのソースをCDやラジオに切り替えたりOFFにしたのち、再びオーディオのスイッチを入れたり、ソースをテレビに切り替えても、テレビは外部入力の状態を保っています。

したがってVTRアダプターへ地デジチューナーを接続して、一度「VIDEO」ボタンをタップして外部入力に切り替えてしまえば次回以降、EMV画面下の「TV」ボタンを押せば常に地デジ放送が表示されます。音量はCDなど同じように、ボリュームのダイヤルを回せば変えられますが、チャンネルだけは地デジのリモコンで操作する必要があります。

VTRアダプター取り付け後の注意事項

ハリアーの純正オーディオシステムは、走行中にアナログテレビ映像を画面に表示させることができませんが、VTRアダプターからの映像も、走行中に画面へ表示させることができません。すなわち、VTRアダプターを取り付けて地デジチューナーを設置しても、走行中に地上デジタル放送を見ることができません。(音声は出ます)

走行中に地デジ放送の映像を見るには、別途改造が必要になりますので、改めて別ページを作成してご紹介します。

VTRアダプター取り付け作業のまとめ

VTRアダプター取り付け作業の流れをイメージすることはできたでしょうか?作業自体は難しいものではないので、DIYで楽しみながらできる作業だと思います。ハリアーでiPhoneなどスマホの音楽を楽しみたい方や、地デジチューナーを取り付けたい方。その他にも、外出先でお子さんを撮影した映像や画像を、その場でEMVの画面を使って確認することもできます。VTRアダプターを取り付けることで、ハリアーの楽しみ方が広がることでしょう!

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