通勤快速ハリアー号は、平成17年の12月に購入したので、今月で12年が経過し13年目に突入しました。以前、乗っていたNSXが4年半。その前のシルビアが5年半のっていたので、そう考えると最も長く所有しているクルマになります。ハリアー購入体験記で、ハリアーを購入するまでの経緯をお伝えしていますが、あれから12年も経つんだな~。早いものです。
さてそんな購入後12年経つ通勤快速ハリアー号は、12月13日に12ヶ月点検を行ってきました。実はこれまで点検に出すたびに何かしらのエピソードがあったのですが、今回は記事にしてシェアしようと思います。
私が住む富士北麓地域は冬の寒さが厳しく、最も寒くなる1月の中旬には朝の最低気温がマイナス10℃以下まで冷え込みます。そのため朝になると霜が降りて、フロントガラスが真っ白に凍り付きます。その霜取りにウォッシャー液を使うのですが、通常のウォッシャー液では凍ってしまうので、寒冷地用のウォッシャー液を原液のまま補充します。そうしてウォッシャー液をフロントガラスにジャバジャバ掛ければ、霜は綺麗に落とすことができます。そこで毎年11月頃には、普通のウォッシャー液を補充せずにウォッシャー液のタンクを空にしてから、寒冷地用のウォッシャー液と入れ替えるように補充しています。
今シーズンもウォッシャー液を入れ替えるために、意識してウォッシャー液を出していたのですが、なかなか使い終わらずにいました。そして12ヶ月点検へ行くときに、いつも通りエンジンを掛けてウォッシャー液を出したところ、ちょうどタンクが空になりました。補充しようかと思いましたが、点検の予約時間が迫っていたので、補充せずに点検へ向かったのです。
そうしてトヨペットで点検を済ませて、帰ってきてからウォッシャー液を補充するためにボンネットを開けたところ、ウォッシャー液を補充する補充口周辺がビチャビチャに濡れていたのです。もうこの時点で嫌な予感はしてたのですが、ウォッシャー液を補充してみたところ、すぐに口元まで一杯になってのです。本来青いウォッシャー液を補充すればタンクが青く見えるのですが、白いままということは、水を入れたんだろうと察しました。
そして翌日。太陽は出ているものの、気温が上がっていない午前中にハリアーで出かけようとエンジンを掛けて、ウォッシャー液を出そうとしたところ・・・全くうんともすんとも言わない・・・。これまでウォッシャー液の入れ替えが遅れて、ウォッシャー液が出なくなった時でも、ポンプは回っていたのですが、今回はポンプすら回らず、完全に凍り付いてしまったのです。
寒さが厳しくなる12月にウォッシャー液のタンクへ水を入れたらどうなるか、素人でも分かりそうな事なのに、トヨタで確り教育を受けたはずの自動車整備のプロがこの程度の認識であることに開いた口が塞がらない。お金を払って受けた整備にも関わらず、全く整備になっていないことにとても頭にきたので、クレームを入れてタンクの中の水を全部抜かせようと思ったのですが、少し時間をおいて頭を冷やして冷静になって考えた結果、クレームは止めることにしました。私も「ウォッシャー液は補充しないで」と一言伝えておけば、このような事にはならなかったからです。
目の前の事柄について、相手が自分と同じ認識であるとは限りません。「ウォッシャー液のタンクが空になっている」という事実に対して、私は「12月なんだから冬季用のウォッシャー液を補充してくれる」と思い込んでいたし、それが当然だと思い込んでいました。しかし実際には水が入っていた。それは水を入れることがルールだったかも知れないし、タンクを空にするようなズボラな客だから水でいいだろうと独断で判断したのかも知れない。何れにしても「冬季用のウォッシャー液を補充して欲しい」もしくは「ウォッシャー液は入れないで」と私が自分の意思を確り伝えていれば良かったのです。
この様な認識の違いから生じる誤解はよく起きるものです。会社へ勤めていれば上司や同僚に対して「報告・連絡・相談」を行なうよう、日常的に言われることです。今回は私が整備士へタンクが空であることを報告して、具体的な指示を伝えなかったことが根本的な間違えでした。
「言わなくても分かるだろう」ではなく、自分はどうして欲しいのか、自分の意思を相手に確り分かりやすく伝えることの大切さを改めて認識する出来事でした。
PS
後日、改めて寒冷地用のウォッシャー液を補充しました。タイヤもスタッドレスに交換したし、これで冬支度は完了です!
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