ハリアーカスタマイズ

地デジフィルムアンテナ取り付け

フィルムアンテナ取り付け

地上テレビ放送がアナログ放送からデジタル放送へ変わりました。家庭用のテレビ同様、車のテレビもアナログチューナーのままでは、テレビ放送が見れません。 ハリアーの純正ナビ・オーディオにはアナログチューナーが使用されているので、車両購入時の状態ではデジタル放送が視聴できません。 そこで今回は、EMVの画面で地上デジタル放送が視聴できるよう、ハリアーへ地デジチューナーの取り付けを行います。 このページでは、まずフロントガラスへ貼るフィルムアンテナから、地デジチューナーまでの配線作業について紹介致します。

GEX-700DTV

今回取り付ける地デジチューナーはパイオニアのGEX-700DTV。2チューナー2アンテナ方式で、それぞれのアンテナで捉えた電波を合成し、映像や音声の乱れを防ぐ機能や、 フルセグとワンセグの自動切換え、緊急警報放送の自動受信などの機能が備わっています。またオーディオやナビとの接続はRCA端子を使用するので、VTRアダプタを使用することで、 ハリアーの純正ナビにも簡単に取り付けが可能なことからパイオニアの地デジチューナーGEX-700DTVを選びました。

フィルムアンテナ貼り付け

では早速作業に入ります。まずはフロントガラスへフィルムアンテナを貼り付ける作業から行います。フィルムアンテナを貼る場所ですが、自分は素直に説明書に従ってフロントガラスの上面へ貼り付けました。 でもその前にガラスの汚れを落として下さいね。水拭きしてよく乾かせば大丈夫だと思います。

運転席フィルムアンテナ
助手席フィルムアンテナ

位置的にはフロントガラス上端から10mm程下側。左右方向は40mm程左右のピラーから離して貼り付けました。 注意する事としては、貼り付けは一発で貼ること。運転席側を最初に貼りましたが、貼り付ける部分の保護テープを剥がしたところ、ふわっとアンテナがガラスへ張り付いてしまい、上手く剥がして再度貼りましたが、横方向のアンテナが少しよれてしまいました。 フィルムアンテナが折れたり、曲がったり、浮き上がったりしないよう集中して気を付けて貼ってください。

ちなみに上の写真はフィルムアンテナをガラスに貼っただけで、表面保護のフィルムは剥がしていない状態です。アンテナケーブルの端子をアンテナへ取り付ける間際に、剥がした方がホコリが付かなくて良いでしょう。助手席側のフィルムアンテナの黄色い部分は保護フィルムの色なので、 保護フィルムを剥がせば目立たなくなります。

アンテナケーブル配線

フィルムアンテナを貼り終えたら、次にアンテナで受信した電波を地デジチューナーへ送るケーブルの配線です。ケーブルを敷設する場所としてフロントピラー、もしくはセンターピラーを通しますが、今回はフロントピラーの外側を通します。 理由は・・・作業が早く進み、簡単で楽で綺麗に仕上がるから。^^; 綺麗に仕上げるコツは必要以上に内装を外さないこと。今回も出来るだけ簡単に作業を行いますよ。

フロントピラーカバー取り外し

フロントピラーカバー取り外し

では具体的な作業に入ります。
ちなみにアンテナケーブル配線作業の説明写真は全て助手席側を使用します。
まず内装ハガシを使用してフロントピラーのカバーを取り外します。
天井との継ぎ目に内装ハガシを差し込めばカバーが浮きます。

フロントピラーカバー内側の様子

完全に取り外そうと考えていましたが、
内側で固定しているクリップが特殊なのか、これ以上浮きません。
でも内側を通す訳ではないので、とりあえずこれでOKです。

サンバイザー取り外し

天井裏にも少しケーブルを通すので天井が多少浮くようにします。
天井はサンバイザーを固定しているネジで共締めされているのでこのネジを外します。
ヒンジ部分の化粧カバーを外すとネジが現れるのでプラスドライバーで外します。
内部にバニティミラーランプの配線があるので、
コネクターを外すと完全にサンバイザーが外れます。

オーバーヘッドコンソール

必要に応じてオーバーヘッドコンソール内に隠れているネジも外して下さい。
自分は緩めるだけ緩めました。

フロントピラー内アンテナケーブル配線

フロントピラー内配線

いよいよ配線作業に移ります。
まずは、アンテナケーブルをピラーカバーを固定しているクリップの内側(下側?)を通します。
理由は後ほど説明しますが、下側の方がいいと思います。
ピラーの隙間が狭くて面倒な方は上側でもいいでしょう。
写真ではチューナーへ差し込むコネクタ側を頭にケーブルを通していますが、
アンテナへ接続する端子側から差し込んだ方がその後の作業が早いです。

アンテナ接続端子出し流し

ピラーから天井裏へケーブルを引いたら接続端子を天井裏から引き出します。
天井から引き出した方がケーブルに無理な力が掛からず見た目も綺麗です。
この時点で、フィルムアンテナへ端子を接続してもいいし、
全ての配線が終わった時点で接続してもいいし、
どちらでもいいと思います。
自分は全ての配線が終わった後、接続しました。

フロントピラー内ケーブル敷設

フィルムアンテナから天井裏へ、そしてピラー内を横切ったケーブルは写真の位置から出てきます。
ピラー内の構造部材に切り込みがあり、
ピラーカバーを固定しているピンの下側にケーブルを這わせることで、
写真の位置へ上手いこと出てきます。

フロントピラー取り付け

この状態でピラーのカバーを叩き込んで元に戻すとこんな感じ。
後はベージュのウレタンゴムをめくって、
その中にケーブルを通します。

ウレタンゴム内側へ配線

文章では分かりにくいですね!
説明のため、アンテナケーブルを引き出していますが、
写真の位置へケーブルを通しています。
実は写真にも写っていますが、
エンジンスターターのアンテナケーブルもウレタンゴムの内側を通しているんです。
これを真似て今回この場所へケーブルを通しました。

ウレタンゴム下端まで配線

ウレタンゴム内へ足元までケーブルを引いてきましたが・・・
さあ、ここからどうする?

スカッフプレート取り外し配線

スカッフプレート取り外し1

あれこれ・・・考えませんでしたが^^; スカッフプレートの下へケーブルを通すことにしました。
クリップで固定されているので
内装ハガシで簡単に外れると思っていたら大違い。

スカッフプレート取り外し2

このスカッフプレート、なかなか外れない。めちゃくちゃ硬い。
外して初めて分かりましたが、
スカッフプレートの爪に対する車体側のキャッチが金属製で爪付き。硬いわけだ・・・
外すコツとしては、外側から内側(車内)へ折り込む感じでめくり上げると外しやすいと思います。

スカッフプレート内部の爪

外したスカッフプレートの裏側です。金属製の爪は外す時、とにかく硬い!
上手く外さないと元に戻した時に浮いたり、確り嵌らなかったりするので、
あまり勢い良く外さない方がいいでしょう。

スカッフプレート内配線

スカッフプレートの中には太いケーブルが走っているので、
一緒にアンテナケーブルを這わせます。
必要に応じてビニールテープや結線バンドなどで固定すると
スカッフプレートを戻すときにケーブルの噛み込みを防げます。

さて、スカッフプレート内まで引き込んだアンテナケーブルですが、 ここからどこを這わせましょう?
センターピラーまで通そうかと考えていましたが、
スカッフプレートを外すとフロアーカーペットが少しまくれる事が判明。
という訳でアンテナケーブルをスカッフプレートから
カーペット下へ通すことにしました。
とは言うもののどうやってカーペット下へケーブルを通すかと言うと・・・

フロアーカーペット下配線

助手席下カーペット内配線

ここで満を持してスペシャルツールを投入します。
狭い場所へ部品などを落とした際に使うマジックハンド、
その名もベンリーキャッチ・・・名前は掴み損ねてますが^^; これを使いますよ。
まず助手席下のエアコン吹き出し口からベンリーキャッチを差し込みます。

アンテナケーブルコネクタをキャッチ

スカッフプレート脇からフロアーカーペットをめくり上げるとベンリーキャッチの先端が顔を覗かせるので、
アンテナケーブルのコネクターを掴ませます。

アンテナケーブル引き出し

コネクターを掴み工具を引き抜くとケーブルが出てきました。
本来、カーペットの下に電線類を這わせるとなると、
内装をはがし、シートを取り外すなど大変な労力と時間を要す作業ですが、
こういった便利な工具を使う事で短時間で簡単に作業を終わらせる事が出来ます。

アンテナケーブル敷設後1
アンテナケーブル敷設後2

ケーブルを敷設したらスカッフプレートを元に戻します。
スカッフプレートの爪が車体側のキャッチに乗っているか確認して押し込んで下さい。
叩き込むが正しい表現かな?
あと、通勤快速ハリアー号はアルカンターラバージョンなので、
スカッフプレートのHARRIERのロゴにイルミネーションが組み込まれています。
その照明のコネクターを挿し忘れないように注意して下さい。夜、点灯しなくなりますよ〜。

上の写真はアンテナケーブル敷設後の写真です。
車内からケーブルが見えることはありませんし、
カーペット下に収めたケーブルも浮き上がる事無く綺麗に仕上がりました。
アンテナケーブル配線作業は一旦ここで終了となります。

アンテナケーブルの配線作業は当初、内装を剥がしたりするのでかなり面倒な作業になると覚悟していましたが、実際に作業を行ったところ意外と簡単に、短時間で終わる事が出来ました。 ここまでの作業ポイントは、フィルムアンテナを一発で綺麗に貼ること。そしてアンテナケーブルの隠し方です。今回、チョッと変わった工具を使いましたが、そのおかげで短時間で綺麗にケーブルを敷設できました。 地デジチューナー取り付け作業は、ここまでは順調に進んでいます。引き続き、電源取り出し作業を行います。

作業難易度
★★☆☆☆

フィルムアンテナの施工は、ご紹介した通り、取り外す部品も少なく十分DIYで作業が出来るレベルです。サイト内で紹介しました内装ハガシベンリーキャッチなどの専門工具があれば、とても簡単に楽に作業が進むでしょう。

作業時間
片側15〜20分

今回紹介した作業内容で作業を進めれば、片側15〜20分程度で終わると思います。アンテナケーブルの敷設以外にも、電源ケーブルの配線や、地デジチューナー本体取り付け作業でも このページで使用した工具が活躍するので、工具が揃っていれば今後の作業も楽に進みますよ。

GEX-700DTVの紹介

今回購入した地デジチューナーは、パイオニア製のGEX-700DTVです。主な特徴としてフルセグとワンセグの自動切換え機能があります。詳しいことは分かりませんが、ワンセグの電波の方が遠くまで安定して飛ぶようです。 そのため、フルセグの電波を受信できる際にはフルセグ画質で、山間部など電波状況が悪くなるとワンセグへ自動的に切り替わることで、快適な視聴が楽しめます。

もうひとつ安定した画質を得るための機能として、2アンテナ2チューナー機能があります。電波をそれぞれのアンテナで受信し、お互いの欠損部分を補い画面に出力します。以前、10年位前に自分でカーナビを買って取り付けた時代、 アナログ放送を受信する方法としてダイバーシティアンテナがありました。カタツムリの角みたいなアンテナをルーフや、トランクリッドへ取り付けました。 当時は感度の良いアンテナへ自動的に切り替わる機能でしたが、今ではそれぞれのアンテナで受信したデジタル信号を合成しているので、少ないアンテナでも綺麗な画質を得ることが出来るようです。

GEX-700DTV

GEX-700DTV本体サイズは、カタログ値で横168mm、縦121mm、高さ23.8mm。A5サイズ程でしょうか?重さも450gと軽量です。

地デジチューナー側面

音声と映像の出力はRCA端子を使用しているので、純正カーナビや他社のオーディオ、カーナビとの接続も可能です。音声出力は1系統。映像出力は2系統あるので、後席用モニターがある車でも信号を分岐させること無く使用出来ます。

地デジチューナーminiB-CASカード挿入口

地デジチューナーの背面にminiB-CASカードの挿入口があります。家庭用のテレビでもそうですが、この機能って必要なんでしょうか?結局テレビ買えば付属してくるんだし・・・。意味のない仕組みです・・・。

地デジチューナーフィルムアンテナ

フロントガラスへ貼るフィルムアンテナです。カタログサイズで横137mm。縦91.8mm。成人男性が人差し指と親指でL字を作ったくらいの大きさです。 Aと書いてある黄色いアンテナが助手席側。黒いBが運転席側となります。文字が読める手前が室内側で、裏側がフロントガラスへ貼る面となります。

フロントガラスへ貼る際は、まずタブTを剥がして、横方向のアンテナを貼ります。次にタブUを剥がして、縦方向のアンテナを貼ります。この順番が貼りやすいと思います。 タブVは表面保護の保護テープなので、アンテナケーブルの給電端子を取り付ける際に剥がした方がいいでしょう。

アンテナケーブル

アンテナケーブルの長さは5メートルあるので、地デジチューナーをリヤのラゲッジルーム周辺へ取り付けても大丈夫だと思いますが、事前に長さの確認をしてから地デジチューナーの取り付けを行って下さい。

電源ケーブル

こちらは電源ケーブルになります。たたまれた状態なので分かりにくいですが、赤いプラスの電線が長さ5m。黒いマイナスの電線の長さは1mとなっています。赤いプラスの電線には途中3Aのガラス管ヒューズが組み込まれています。

リモコン受光器 AVケーブル

上の写真はリモコン受光器のケーブル。下は付属のAVケーブルです。共に長さが5mあります。今回、地デジチューナー本体を運転席下へ設置したので、共に非常に余りました。

リモコン

リモコンは家庭用テレビ並みにボタンが配置されています。画面にメニューを表示させれば、こんなに必要無いはずなんですが・・・。具体的な重量は分かりませんがとても軽いです。

個人的な要望としてリモコンは今後、オプション扱いにして欲しいと考えています。今や殆どの人が携帯電話を持っている時代、リモコン機能はアプリにして携帯やスマートフォンで操作できるようにすれば十分ではないでしょうか? 一部の家電は既に携帯で操作ができます。そういった機能を早く取り入れて欲しいのもです。