ハリアーカスタマイズメンテナンス

ハリアー車検5年目

ハリアー車検5年目

2005年12月のハリアー購入以来、早いもので5年が経過しました。通勤快速ハリアー号は走行距離が少ない事もあり故障どころか全く衰えを感じません。とても快調なハリアーですが、新車登録後5年が経過しましたので国が定める検査を受けなければなりません。いわゆる車検ですね。ということで2010年12月11日(土)から翌12日(日)にかけ、5年目の車検を受けました。

車検を受けるには、購入先のディーラーをはじめ、町の修理工場や最近では他社のディーラーで受けることも珍しくなくなりました。車検自体、国が定めた検査項目にのっとり点検を行い、道路運送車両法に適合しているか確認を行う検査なので、車検を受けること自体、どこで受けても良いのですが、 メーカーから多くの車両情報の提供を受けていること、そしてハリアーに精通している事など、より確実な点検を受けたいので、今回5年目の車検も前回3年目の車検同様、購入先であるトヨペットで車検を受けました。

5年目車検費用見積り

まずは車検の予約

車検を受けるにはまず事前の予約が必要となります。ディーラーで車検を受ける場合は、2ヶ月程前に車検の案内のハガキなどが届くので必要事項を記入し、返信するか電話で予約を行います。自分の場合は担当の営業が同級生ということもあり、お店に出向きコーヒーをよばれながら世間話をしつつ予約を行っています。車検に限らず定期点検の時も同じですね。予約に行くというより顔を見に遊びに行っている感覚です。^^;

車検当日は車検費用の見積り提示から

車検当日、ディーラーへ出向くと、まずは車検費用の見積り提示があります。ここで整備費用や法定費用、交換部品や整備内容の説明の他に、車に不具合が無いか状況の確認など、事前に整備内容と費用の説明がありますので、この場で分からない事があれば確認しましょう。また、交換したい部品や整備のリクエストなどがあればこの場でリクエストしておきます。

ハリアー整備費用見積り提示

え?ウソでしょ?この見積り金額・・・

右の画像が今回、5年目の車検を受ける際に提示された見積書です。
事前にエアコンのエバポレータ洗浄は依頼しておいたので、
まずは見積りに含まれているか確認。
そして見積り金額を確認したところ何と!

195,775円・・・え?、え〜?じゅ、じゅうきゅうまん?・・・

チョ、チョっとまってくれ・・・何が起こった?(^_^;)
よくよく確認すると「保証がつくし」が金額を引き上げていたんですね。
これだけで51,500円ですから・・・。
ん?ごまんいっせんごひゃくえん?

ハリアー5年目車検費用見積書

クリックすると拡大します

5年目以降、保証がつくしプランは費用大幅アップ

それにしても見積書を見たときビックリしました。19万ですからね。^^; 原因はなんと言っても「保証がつくし」。5年目以降の保証がつくしプラン5年目車検用(保証期間2年・2001cc以上)は51,500円です。前回、3年目の車検の時は14,700円だったので加入金額が大幅にアップしました。 話を聞くと3年目より5年目。5年目より7年目と年を重ねていくにつれて、保証がつくしの金額は増えていくそうです。ですから3年目の車検の際には加入する方も多いようですが、5年目以降はあまり加入しないとの事です。あまりにも高いですからね! 今後電装系のトラブルが出た際に修理費用が5万円以上掛かるかといったら微妙ですし、エンジンやトランスミッション、ブレーキに致命的な不具合が出るかといえば、街中を普通に走っている分には出そうも無いし・・・。というか出ない事を祈って、今回はあまりにも高額なため保証がつくし5年目車検コースは加入しない事にしました。

ハリアー5年目車検費用

法定費用 重量税 【1.5t超〜2t】 40,000
自賠責保険料 【24ヶ月】 22,470
印紙代等 1,100
整備代金 整備代金 【24ヶ月定期点検、油脂・部品交換等】 40,196
車検代行手数料等 8,400
検査器測定料等 6,300
値引き 車検早期予約割引 ▲2,000
車検ご来店割引 ▲2,000
スマイルパスポート車検割引 ▲5,000
その他値引き ▲ 366
請求金額合計(消費税込み)
¥109,100

という訳で「保証がつくし」以外は見積り通りで車検整備を受けることにしました。その結果、最終的な支払い金額は上の表の通りとなりました。前回3年目の車検の時には、自動車重量税が50,400円でしたが今回は40,000円でした。また保証がつくしプランの加入も見合わせたので、整備内容は増えましたが、トータルの支払い金額は低く抑えることができました。

ハリアー5年目車検費用請求書

クリックすると拡大します

作業内容・使用部品 部品単価 技術料
整備代金内訳 24ヶ月定期点検(Lクラス) 1,575 23,100
ブレーキフルード取替 893 2,625
クリーンエアフィルタ取替 3,150 735
フロントワイパーラバー R&L 取替   735
  DJグラフアイトワイパーラバー 945  
  DJグラフアイトワイパーラバー 893  
フュージィ(発炎筒)取替 714 0
リヤワイパーラバー取替 788 0
ウィンドウォッシャ液補充 473 0
エバポレータクリーナ施工 2,520 1,050

整備代金内訳

整備代金(\40,196)は上の通りです。まずブレーキフルード交換ですが、これは必ず交換しましょう。細かい説明は省きますが、車検毎に交換して下さい。その他、エアコンフィルタ、前後ワイパーラバー、ウィンドウォッシャ液の補充は、必要に応じて交換すればいいと思います。特にウォッシャ液の補充に473円も払うなんてバカバカしいので、見積りの時点で確り確認して下さい。

発炎筒

また今回の車検整備の特徴といいますか、初めて行った内容として、まず一つ目が助手席の足元にあります、発炎筒(ヒュージィ)の交換。事前に交換すると言われていたのでそのまま交換しましたが、使用期限の確認をしていなかったので、本当に交換の必要があったのか分かりませんが、とりあえず言われるままに交換しました。 もしかしたら量販店で販売している発炎筒の方が安いかもしれないので、事前に量販店の価格と現在、車に積まれている発炎筒の使用期限を確認しておいた方が良いと思います。

そしてもう一点がエアコンのエバポレータ洗浄です。特に匂いが出ていた訳ではありませんが、まぁきりがいいタイミングですし、匂ってからだとなかなか改善しないこともあるので、予防的意味を含めて洗浄を行いました。 今回行ったのは、洗浄スプレーを使用した施工ですが、洗浄機を使って本格的に洗浄することも出来るようです。

スマイルパスポートGOLD加入

発炎筒

今回もスマイルパスポートに加入しました。スマイルパスポートとは、6ヶ月点検時のオイル交換(通常\3,150×2回)、および12ヶ月点検時にオイル交換、オイルフィルターとワイパーラバーの交換(通常\12,600×1回)が無料で受けられるサービスです。無料といってもサービスを受ける時は支払う必要が無く、スマイルパスポート加入時に支払うサービスです。 このスマイルパスポートに加入すると、次の車検までのメンテナンス費用が無料になり次の車検で5,000円割り引かれます。加入金額は\18,900円。加入した方が得なのか、加入しない方が得なのか人それぞれだと思いますので、車検前によく検討して下さい。

以上がハリアーの5年目車検費用です。スマイルパスポートも含めると車検費用は128,000円と高額になりました。スマイルパスポートに加入せず、部品も最低限の交換にとどめれば10万円を切ると思いますので、どこまでメンテナンスを行うのか事前に決めるなり、車検当日お店の方とよく相談して確り点検を受けて下さい。

冷却水は交換しない?
冷却水リザーバタンク

今まで乗っていた車は車検毎に冷却水を交換していましたが、ハリアーに乗り換えてからエンジンの冷却水を交換していません。今回、5年目の車検時でも交換は行いませんでした。環境意識の高まりなど交換回数が減った要因は幾つかあると思いますが、クーラントの耐久性に関する性能がかなり上がったようです。

以前NSXに乗っていた時の話ですが、車検の際にディーラーで耐久性の高いクーラントの使用を進められた事があり、それを使えば数年交換不要との説明を受けました。そのようなこともあり、クーラントの耐久性は大幅に向上しているようです。

赤?緑?色による違いは?

冷却水には緑色をしたものと、赤色をしたものがあります。自分が過去所有していた車はすべて緑色のクーラントを使用していました。ハリアーは赤色のクーラントですね。

では、緑色と赤色何が違うかというと、色が違うだけで性能に差は有りません。混ぜても性能に問題は出ません。ただ混ぜてしまうと色が黒くなり、汚れの状況が分からなくなるので、クーラントを自分で補充する際は同じ色のクーラントを使用した方が良いでしょう。

またクーラントは徐々に汚れて、色が若干黒くなってきます。しかし黒と言っても極端に真っ黒になる訳ではなく、交換して初めて汚れていたんだなと気が付く程度です。ちなみに新たらしいクーラントは、緑の場合ですが濃いバスクリンのような、鮮やかで綺麗な色をしています。

クーラントの役割

エンジンの冷却水はエンジンを冷やしたり、温度を一定にする役割だということは知っている方も多いと思いますが、ではなぜその冷却水にクーラント(不凍液)を混ぜるのでしょうか?

1つは冷却水が流れることでエンジン内部に発生する錆を防ぐ防錆の役割。最近はアルミを多く使っていますが、一部に使われている鉄部品が錆びることで冷却水の流れが悪くなったり、その錆がラジエータを詰まらせ冷却性能が低下し、オーバーヒートを引き起こしてしまう原因になるので、錆の発生は抑えなければなりません。

そしてもう一つが、冷却水の凍結防止。水は凍結すると体積が9%増えます。そのため冷却水が凍結すると、大きな圧力が発生し、もしエンジン内部の冷却水が凍結するとシリンダーブロックが破壊されたり、ラジエータ内の冷却水が凍結するとラジエータが割れたりする原因となるので、冷却水は絶対に凍結させてはいけません。そのため交換の際には、お住まいの地域に適したクーラント濃度にする注意が必要です。

ブレーキフルードは絶対交換
冷却水リザーバタンク

車検の際に絶対交換して欲しいのがブレーキフルード。乗用車のブレーキは油圧式のブレーキを使っていますが、その作動油がブレーキフルードです。ブレーキフルードは吸湿性があり、空気中の水分を取り込んでしまう水溶性のオイルが使われています。

ブレーキを少し専門的に説明すると、運動エネルギーを熱エネルギーに変化させる変換機。ブレーキを掛けると非常に多くの熱が発生します。そのため山道などでブレーキを酷使すると、発生した熱によりブレーキフルードが沸騰し気泡が発生します。するといくらブレーキペダルを踏んでもブレーキに油圧が伝わらずブレーキが利かなくなってしまいます。これがペーパーロックと呼ばれている現象。教習所で教わっているはずですね?

ブレーキフルードを交換せず使い続けていると、空気中の水分をたっぷり吸いこんでいるため、ブレーキフルードの沸点が低下し、ペーパーロックが発生しやすくなります。そのため車検の際には必ず交換した方が良いでしょう。

フルードは簡単に交換可能?

車検費用を抑えるため、ブレーキフルードも自分で交換したいと思う方もいるかも知れませんが、ブレーキフルードの交換は、交換に関する知識が必要です。また交換作業は通常二人での作業となります。当然、ブレーキフルードに空気が混入するとブレーキが利きません。注意点を知らない人の作業は非常に危険です。ですからブレーキフルードの交換は知識がある整備士に任せた方が安全です。

最後にブレーキフルードの取り扱いについて。ブレーキフルードはボディーの塗装に対して攻撃性がとても高く、誤ってボディーにブレーキフルードが付着すると、シミになったり最悪塗装が剥げたりする可能性があるので、万が一、ボディーにブレーキフルードが付着した場合は、大量の水で洗い流して下さい。